2007年度 青桐会創設50周年を迎えて


2007年度

青桐会創設50周年を迎えて

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  • 青桐会第28代会長
  • 吉田 信博


 大東文化大学青桐会(旧称父兄会)が創設50周年を迎えます。この間、各方面からご尽力いただきました関係者の皆様に心から敬意を表する次第です。沢山の思い出を振り返りますと、箱根駅伝の応援の思い出、昇り坂で追い越し、山の大東と言われた事やラグビーでの残念な思い出、立派な施設の数々、そして全国各地で開催された支部総会に出席し、保護者の皆様方の切実なご意見を学園関係者の方々に伝えさせていただいた事など沢山の思い出が浮かんでまいります。
 私の場合、子どもが2人大東に学ばせていただきました。上の子の時に本部役員会計、下の子の時に会長を仰せつかりました。2人の子が公立の小・中・高校を出て大東に入り、自らをどう成長させていくのか、親馬鹿ながら見守ってまいりました。幸い、2人共この大東文化大という環境になじみ、課外活動に汗を流し、友を増やし、青春を謳歌させていただいたようです。4年間という親許を離れた生活で一段とたくましく(ふてぶてしく)なったようです。そして、企業人として働いている今も大東での生活を時々なつかしく兄弟で語り合っているのを見て、保護者会活動の意義を改めて感ずるものであります。
 「大学に保護者会活動なんて必要なの?」と時々言われますが、今やどの大学も保護者会活動を行っております。現在の日本の大学は、昔のような研究を中心としたところではなくなっているのではないでしょうか。高校教育が義務教育化し、さらに高校卒業者の50%以上が大学に進学する大学の大衆化時代を迎え、大東文化大も含め、研究と並び教育の占める比重がとても高くなってきたと先生方からもうかがっています。そうした時代の変遷の中で、学生が生き甲斐を感ずる学園の創造のためには、保護者会活動は無くてはならないものになってきていると痛感いたします。そのために、学園との様々な話し合いが必要です。
 末尾になりますが、大東文化大学及び青桐会の今後の益々のご発展を心からお祈りいたします。

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